仕事はつらいよ

適応障害で休職したOLの雑記です。

暇でも人はストレスから鬱になる

こんにちは、適応障害で休職中のOLきのこです。

 

自身が適応障害になってから、あらゆる方の適応障害のブログを読みました。
が、大体の方が過労から適応障害になっていったのに対し、私の場合は仕事が暇で、それが元でストレスが増えていったというレアケースだったため、今回はその体験を書いていきたいと思います。

 

いわゆる社内ニートみたいな状況

激務で体調を崩された方には申し訳ないのですが、私は多分傍から見れば社内ニート同然だったと思います。私はECサイトの運営とその他雑務処理をしており、忙しいときにはお客様からのクレーム処理&お問い合わせに奮闘していましたが、その他お客様から何も連絡がないときにはほとんど仕事が降りてきませんでした。

 

というのも、私の部署は上司と2人きりの部署でその上司がほとんど仕事を終わらせてしまうのです。

 

私に仕事を振ってくれなかったといってもいいことだと思います。多分上司にとっての私は、仕事のできないやつだと思われていたでしょう。(実際に仕事はできないと思いますが…)

 

こうなってくると自尊心とかそういうものがガンガン落ちてきます。
元々自己肯定感の低い人間だったので、休職前には自己肯定感0みたいな感じでした。

 

減らされる仕事と増える苦情

そんなこんなで上司がどんどん仕事を終わらせていく中、ついに会議や打合せにも呼ばれなくなりました。本当に仕事のできないやつだと思われていたのでしょうね。

 

以前は毎回会議に呼ばれたり、打合せについてくるかどうか聞かれていたので、急に会議に呼ばれなくなったときはびっくりしてしまいました。仕事ができなくてごめんなさい。

 

でも二人きりの部署です。せめて会議後の内容や打ち合わせでどうなったのかを伝えてほしかったなと今になって思います。

 

会議や打ち合わせが減っていくのに対し、私に寄せられる問い合わせやクレームはどんどん増えていきました。

 

kurikatze.hatenablog.com

 

仕事に行ってはお客様の問い合わせに答える日々。私の仕事ってなんだったけなあ。カスタマーサポート枠で採用されたんだっけなあとモヤモヤだけ募ります。

 

上司から言われた一言で、心が折れた

なんやかんや仕事を続けていた私ですが、ある日を境に完全に心が折れてしまいました。

 

上に書いたように、以前は毎回出席していた会議について呼ばれなくなってしまったため、この日は頑張って聞いてみたんですね。

「私も出てもよいでしょうか?」と聞いたところ、上司から「いや、きのこさんは出なくていい。内容分かんないでしょ?来る意味ある?」と。

 

びっくりしました。「なぜそれを上司の独断で決めるんだ」という怒りと「実際分からない単語はあった、だけど毎回会議後に勉強するようにしていたのに…やっぱり私は無能なんだな」という悲しさが沸きました。震える声で「いや、会議のあとは毎回勉強していました」と言うと上司は「あっそ」と。


その日はそのあとどうやって定時まで乗り切ったか覚えていません。

 

ただ、この一言により完全に今まで耐えてきたことが一瞬にして崩れ、精神科医にこのことを話しているうちに号泣してしまい、その場で休職を言い渡されました。

 

ではどうすればよかったのか?

どうすればよかったのでしょう。時間が経てばわかるのかもしれませんが、今の私にはそのときにすべきことが分かりません。

 

「なにくそ」という気持ちで今後の仕事を頑張る気力はもう残っていませんでした。上に書いたように、「いや、会議のあとは毎回勉強していました」と上司に伝えることが私のせめてもの抵抗で、そのあとは休職になりました。


激務すぎるのも問題ですが、適度に仕事があっての労働だと思います。私のような二人組チームでは、もっと仕事の分担をするべきであったと感じています。
とは言っても、苦情は私の担当。上司に相談しても「お前が悪い」とあまり対処をしてくれず、どうしたらよいのか分からなくなったこともありました。

 

このことを私は特段パワハラだとは思っていませんが、上司のきつい言葉とお客様の苦情で板挟みになり、結果倒れてしまいました。

 

誰かに相談すればよかったのですが、上司がその場では一番えらい立場だったため、誰も上司に注意することができず、もうどうしようもありませんでした。私ももちろん上司とは20以上歳が離れていたため、もう何を言うこともできませんでした。

 

以上、暇な仕事でも鬱や適応障害などのメンタル不調になる可能性があるというお話でした。

 

もし周りに相談できる人がいればどんどん頼っていって良いと思います。メンタル不調は風邪などとは違い、かなり長引きます。周りを頼れば、誰かは助けになってくれるはずです。